助産所ブログ

母乳育児は楽じゃない?!

毎日毎日授乳を続けているママ様。ご苦労様です。

今日のタイトルはご主人やお義母さまへ伝えたいのであえてこれに。

『母乳育児は楽じゃない?!』

いわゆる、母乳育児推進ポスターのような授乳の姿勢。(おかあさんとおこさんが微笑みながら母乳育児をしているシーン)これは、母乳育児の最大限のメリットをふんだんに表現しています。

たとえば、『すこやかに育つ』『母子の愛着形成』『母親の心の安定』『ゆったりとした時間の流れ』『他に何も材料はいらず、母と子がその場に存在していることが素晴らしい』などなど。百聞は一見にしかずですね。

ポスターですから、イイトコどりで問題ありません。

しかし、しかし、勘違いしてはいけません。

母乳は母体の血液を材料とし、ホルモンを刺激しながら、発達した乳腺がフル活動し、母乳が作られ、分泌し、そしてまた生産する。といった大きな仕事によってできています。その母乳を使っての育児。ただただ、ラクなわけはありません。

『同じ姿勢、子どもが重くなって、身体が凝る。』『ママもおなかがすいて、のどがかわいて、。』『おなかいっぱいになったかな?飲めてるかな?美味しいかな?足りるかな?などなど心配して。』『自分がトイレに行く時間もないかも』『お風呂に浸かる時間ないかも』『夕飯の支度どうしよう。。』

などなど、身体もココロもエネルギーを消費しています。

そんな母乳育児中のママに向かって

『おっぱいは子どもが欲しがるまでずっとあげなさい』だの、『泣いたらおっぱいあげたらいいじゃない。』『大変なのは当たり前で母乳育児をできないなんて母親失格だ』

なんて、口が裂けても言ってはいけませんよ。

メリットが沢山ある母乳育児、もしママが『母乳育児が辛い』と言ったのなら、なぜママが『母乳育児辛い』と言っているのかココロから聞いてあげてください。

もしかしたら、『子どもの世話は全部渡しがしなければならない』と、頑張りすぎているママかもしれません。もしかしたら、『泣かせたらママ失格だわ』と緊張しきっているかもしれません。もしかしたら、『。。。』

『母乳育児が辛い』の原因は、他にあることがいっぱいあります。ママだって『母乳育児って幸せな瞬間だわ』ってことも知っているのだから。。。

ココロに溜まっていた不満や不安や恐怖が解消されると、そこからが本当の意味での『母子にとってすばらしい母乳育児』の始まりなのではないでしょうか。

母子を取り囲むご主人やおじいちゃん、おばあちゃん、親戚やお友達の皆さん。ママの心の声に耳を傾けてあげてください。

そして、皆が幸せな母乳育児ができるようにサポートしていきましょう。

母乳育児、生後から3ヶ月間の山

久々に母乳育児への記事を書いてみます。

今週は生後にミルクと母乳の混合授乳をされていた親子様が3ヶ月の山を越えて母乳育児のペースを整えられたケースが続きました。

皆様声を揃えて言われる言葉が

『母乳(での授乳)をやっていることが楽になりました!』

楽しいことも大変なこともある育児の毎日、すこしでも楽になることがあるともっと楽しもう!次はなにしよう!と前向きになれますよね。私も嬉しいです。

ホルモンバランスも安定し始める3ヶ月までは母乳を飲まれる刺激や子供との関わりで母乳量もいっきに増え安くもあり、育児不安や終りが見えない疲労感によって極限に母乳量が減ることもあります。

身体、目も脳も休めること

しっかり食べる、しっかり飲むこと

おこさんといっしょに仮眠すること

自分を主語にして1日1回以上大人と会話すること、笑うこと

子どもが欲しがれば『正しい』授乳をすること

不安は専門家と一緒にそのつど解消していくこと

などを適宜メンテナンスしながら続けていくと3−4ヶ月で母乳量も増えてくることが多いです。ひとりで悩まれている方、ぜひ相談してくださいね!

もうひとつの目安としてはお子さんの体重が4キロ、4.5キロを越えてくると飲み方も安定して母乳量が増えやすいなと感じています。

身近な目標を持って前向きに過ごしていけるといいですね。

ここからはケアしていて思うこと。。。

おかあさんとあかちゃんにやさしい病院も増えたおかげで出産直後から母乳授乳の指導を受けられるママ様が増えました。でも、開業して感じることはまだまだ『足りない』です。私自身大学病院勤務時代は充分な母乳ケアができていなかったと振り返られますし、入院中にケアできていないのを自覚しながらも地域の母乳外来、助産所に連携していくことができていませんでした。すみません。

入院中に母測(授乳前後の体重を計り、飲んだ量を評価する)している病院は多いですが、産後のママ様たちに体重計だけの数字にとらわれやすくしてしまっていることがあります。自宅に体重計をレンタルされる方も増えましたが、それ以外にチェック項目もあるのです!

授乳の回数は母乳だけであれば3ヶ月までは8回以上12回程度になります。尿の回数も同じくらいありますし、おむつもモッタリ感があります。

そして迎えた1ヶ月健診、母子手帳にある乳児身体発育曲線はとても目安になりますが、決してそれだけで評価しないでください。生後3−4ヶ月はWHOやユニセフの文献でも日割り18gから30gの体重増加が理想ですし、それ以外の身体発育も総合的に評価していく必要がありますね。

18gの増加だとひと月で540gの体重増加!?

この段階で小児科の先生方からミルクを足しましょうという指導がされていることが最近とても気になります。ミルクを足しましょうの発言自体が問題なのではなく、その経緯などが気になるのです。

患者さんからの発言だと『私だったらミルクあげるけどね』とか、『母乳が出ていないからミルクにしなさい』と言われたと相談に受診されています。そしてこういった言葉が大抵母乳量や授乳姿勢をチェックする前に発せられているようです。

これではママ様方はまるで我が子に虐待したかのような後悔の念に苛まれています。

ひと月で540gの体重増加でしたら授乳の仕方や母乳量などを細かくチェックして、修正によってどれほど飲み方が変わるのか、体重増加にどれだけ影響出るのか、心のケアまでもしてもらいたいです。その上で必要な量はミルクを足していきましょうと指導していただきたい。

集団検診ではなかなか細かい指導まで行き届かないのはマンパワーの問題でもあります。それであれば、地域の助産院や母乳外来、助産師訪問などのサービスを紹介して細かくフォローアップしていけるようなシステム作りが必要ですね。

まだまだ母乳ケア専門の助産院、地域の助産院自体の認知度が低いですが、もっと敷居が低くなるように啓蒙活動も頑張りたいと思います!!

わが子の卒乳

3日前よりAnnieさんの卒乳を迎えました。

1歳を過ぎた頃からよく食べるようになったAnnieさんも寝かしつけのみ、『おっぱい星人』に様変わり。私も楽ちんだったので一日一回の授乳を半年ほど続けてきました。

3日前に授乳せずに寝てしまい、2日間授乳なしで寝れてしまったので、3日目はおっぱいバイバイ儀式をして寝ました。

『パイばいばい!』と言いながらも『ぱいちょーだいー』って目をこすっている姿を見ると私も心が揺れましたが、沢山のKissとHugで一緒に乗り越えました。

これまで沢山のママさんの卒乳に関わってきましたが、皆さんのお話通り、親のほうが寂しくなっちゃうという気持ちを体感しましたね。。。しみじみ。一つの親離れでもあるんだなーというのが率直な感想です!

もう授乳しないんだなという悲しさと、朝まで寝てくれる嬉しさと、これまでよく頑張ったなという自己満足とが入り混じる幸せな気持ちで過ごす一日でした。

これから卒乳を迎えるママさん&ベビーさんへ。

色々なタイミング・経過があると思いますが、授乳してきてよかったと思える終わり方をお手伝いしていきたいと思います!お困りの際にはお気軽に連絡してくださいね。

妊婦さん向け母乳講座@スイートルーム代官山

3月よりスイートルーム代官山のサロンにて妊婦さん向け母乳講座を開催いたします。

母乳育児の良さが知られる中、実際のところ『何を準備したらいいのか』『産んだらすぐに母乳が出ると思っていた』『こんなに大変だと思わなかった』と話すママも多い現状。。。

母乳育児は1日や2日、ましてや1ヶ月などで終わるものではないので大変すぎるとママの身体も持ちません。

母乳が作られるまでの構造や仕組み、母乳がよく出るためのポイントなどを妊娠中から知っておくと心の準備ができますね。

講座の申し込みはスイートルーム代官山のブログからお願いいたします。

以下詳細

【妊婦さんのための母乳講座〜出産前にこれだけは知っておきたい母乳の基礎知識〜】

日時:3月9日(土)12:30-13:30(60分)*受付12:15〜
料金:3,150円(税込・お茶代込)
持ち物:筆記用具
定員:8名

お申込・お問合せ
メール:info@sr-d.jp(24時間)
電話:03-6416-0443(平日9:30-17:00、土10:30-17:00)

① イベント名:【妊婦さんのための母乳講座】
② 日時:3月9日(土)12:30-13:30
③ お名前:
④ 出産ご予定日:
⑤ ご連絡先お電話番号:
をご連絡下さい。

ご参加いただいた方には
スイートルーム代官山のスタジオで開催している
マタニティヨガの500円オフクーポンをプレゼントいたします!

母乳の出方に左右差がある

母乳育児をされる場合は左右両方バランスよく飲んでもらえることが理想です。

でも、お胸の形(乳頭、乳房等)はもともと左右差が若干ありますし、お子さんも月齢によってお口のサイズや力強さなどが変化するので『好みのおっぱい』ができる場合もあります。

基本は1回の授乳で左右両方飲んでもらいますが、片方のお胸だけで満足されてしまった場合は次の授乳は反対からといった感じで意図的に調節しましょう。

片方で授乳が終わると右から右(または左から左)に戻るまでに3時間以上、6時間近くあいてしまう可能性があります。特に月齢が若い場合は乳頭や乳輪付近まで硬くなったり、乳房の皮膚感が張りっぽくて飲みづらいおっぱいになりがちです。

また、授乳の刺激が頻繁に行われないと母乳量も増え辛くなりますので、頻繁に授乳することや、毎回の授乳で正しいポジショニングで正しく授乳の刺激が行われるように注意しましょう。

意識しながらも左右差が出てしまった場合もそれぞれのお胸の飲み残しがないように、トラブルを予防することは心がけましょう。大抵は卒乳を迎えると左右差も徐々に減り、外見的なバランスが整うことが多いです。(右目、左目の形が違うように、もともとお胸も左右差があるものなので、完全に同じサイズには戻らないのは正常です)

お仕事復帰と母乳育児について

平成25年度のお仕事復帰を目前に卒乳をお考えというお問い合わせが増えてきました。母乳育児が推奨される中、母乳育児をスムーズに行う支援やその後の社会復帰に向けての支援が充実されない証拠かもしれません。

『仕事復帰』=『卒乳』

ではありません。

しかし、『仕事復帰=卒乳はダメ』でもありません。

母乳育児とはいえ、育児は母乳をあげることだけではなく、オムツを変えたり抱っこしたり、離乳食を作って食べさせたり、遊んだり、おさんぽしたり、、、などなど山ほどあります。

その中の1部である母乳育児に固執しすぎてしまうと、その他の育児や私生活までに影響を及ぼしてしまうこともあるのです。

お子さんの心身の健康、お母さんの心身の健康、そしてご家族全体の心身の健康のバランスがとても大事です。それは、お友達と同じ時期に卒乳を迎えることや何歳になったからといった数字にとらわれていては解決しません。

母乳の状態も個別性、極端にいえは左右それぞれでも差があるので、色々な状況を評価してバランスを保てるような母乳継続や終了までのプランニングが行えることをお勧めします。言うまでもありませんが、お子さんの成長も個別性がありますね。

方向性を悩まれている方、ぜひ一度ご相談ください。

熱中症にご注意を!

梅雨というより、暑い暑い夏日な今日ですが、皆様しっかり水分補給されていますか?

水分が足りない濃縮母乳にならないように授乳中の方は今まで以上に意識して水分補給してあげてくださいね。

母乳の原料は血液ですから脱水症状になると母乳量も減ったりドロドロして詰まり易い母乳になったりと変化が起こります。乳腺炎等の原因ともなりますのでご注意を!

離乳食がスタートしているお子様も、麦茶などで水分補給も加えてあげましょう。

真水よりはミネラルが豊富な麦茶などがいいでしょう。熱中症ではナトリウムなどの電解質、糖分などのエネルギー物質も必要となりますので、併せて補給してあげましょうね!

乳頭痛の原因

先日から乳頭に痛みがあるママ様のケアが続いたので、原因や予防策をまとめたいと思います。

出産後直後に乳頭に痛みがある場合は、授乳に慣れていない皮膚へ頻繁に吸てつ刺激される事が原因である事が多いです。
予防策としては、正しい姿勢で授乳する事、正しい飲み方が出来ること。

初産婦さんはお子さんを抱くのも慣れない時期ですが、赤ちゃんにとっても授乳は初めての経験。一緒に学び習得するつもりでいきましょう!

授乳周期が安定してくる頃の乳頭痛の原因は、姿勢の乱れ、◯◯しながら授乳によって授乳に集中していない事による浅吸いによるものが多いです。
慣れてきても赤ちゃんとママさんの大切な時間。しっかりお互いが向き合える時間にしてあげましょう。

離乳食が始まり授乳間隔が崩れる時期の乳頭痛は、歯があたる事や引っ張り飲みをする事で起こる事が多いです。
授乳間隔が空くと、乳輪が硬くなっている事も多く、飲みにくかったり、オモチャと混同して噛んだり引っ張り飲みをしている様です。
噛むときは冷静に授乳を中止し、『噛んだらママも痛いので噛まないでね。』とお話すること。授乳前に乳輪をほぐしてあげると飲みやすいので遊ばないで飲めるので、チェックしてみて下さい。

母乳育児は楽しく、楽をしながら続けてもらいたいと思っています。
お困りの際にはご連絡くださいね!

産後1ヶ月前後の母乳育児の悩み

先日、妊娠中から出産直後のお胸の経過、ケアの方法についてご紹介しました。

今回も引き続きお胸に関しての掲載ですが、1ヶ月健診前後の方に多い悩みを中心にまとめてみたいと思います。

産後直後は気が張っていて、毎日赤ちゃんと過ごす事に一生懸命で、気がついた時にはあっという間に1ヶ月健診を迎えます。

退院後に市や区からの保健師さんが訪問してくれますが、その後1ヶ月健診までの間『順調に体重が増えているのだろうか』『ベビーがずっとないていて母乳が足りないのではないか』と不安を抱えている方はとても多いです。

そして、一ヶ月健診で小児科の先生に『ちょっと小さいわね』とか『ミルクを足してください』などと言われるとそれまでの一ヶ月間我が子に辛い思いをさせてしまったのではないかと自己嫌悪するママさんも本当に多いです。

産まれたばかりのベビーさんはお口もまだまだ小さく、胃のサイズも小さいです。そして呼吸することや体温を保つことに一生懸命で十分にお腹を満たす程母乳を飲むという体力がない子もいます。なので、頻繁に授乳することが大変で、そのサインとしてベビーさんも頻繁に泣きます。もちろん、泣きには空腹以外の表現もありますが。

そして、1ヶ月ほどするとお母さんと過ごす自宅の環境に少しなれ、哺乳する力も少し強くなります。でも、まだまだ『満腹!!』と感じる機能は未熟なので、飲んでの飲んでもおっぱいをくわえさせると母乳を飲み、まだ足りないとミルクを与えてみるとゴクゴクと飲むということもあります。

ということは、『なかなか泣き止まない=母乳が足りない』『母乳の後にミルクを欲しがる=母乳が足りない』ではない!!のです。

この時期はまず、①頻繁に授乳して飲んでもらうこと。を心がけましょう。時計ばかりを気にしていると『もっと私(僕)のこともっと見て!!』と母乳を離してそっぽを向くかもしれませんよ。

それでも体重の伸びが悪いと感じていたり、母乳が出ていないと感じる方は①飲み方(くわえ方と姿勢)②飲む回数 ③排泄量(特に尿量)④体重増加 ⑤お母さんのストレス 等々、色々な事をトータル的に評価してくれる助産師に相談してみましょう。

母乳がとっても良く出ているのに悩んでいる方やミルクへ移行してしまう方もいます。ぜひお気軽に相談しにきてくださいね。

母乳へのケア

お子さんを妊娠すると出産後のイメージとして浮かびやすい母乳育児をする姿。実際に母乳育児は産んだ直後からスタートします。

母乳育児を成功する為に妊娠中から出来ることをご紹介したいと思います。

まずは、母乳のメリットを知りましょう!!

1,産まれたばかりで未熟な赤ちゃんのお腹にとって、消化しやすい栄養源。

2,赤ちゃんが母乳を飲んでくれる度、出産直後のお母さんの子宮を元に戻そうと収縮してくれる。元に戻そうとしてくれることで子宮からの出血、悪露(オロ)も減ります。

3,赤ちゃんがおっぱいを欲しくなって吸うと、必要な母乳量を作れるように機能が徐々に整う。母乳を続けていくと貴方の赤ちゃん個人にあった母乳量を貴方の赤ちゃんのタイミングであげることができる。

次に、妊娠中から出来る準備について知りましょう!!

母乳育児を継続するにはお母さんの努力だけではなく、赤ちゃんの協力が不可欠です。と言うのも、お母さんはお胸が二つあり、その形は個人差があり、右と左でもチョットずつ違います。そして、そのおっぱいを飲む赤ちゃんの大きさが違います。大きさは体重、お口の大きさ、胃の大きさも個性がありますね。

そのことを踏まえて準備できることは、どんな赤ちゃんでも飲みやすいお胸を目指すことです。では、比較的飲みやすいお胸とはどんなお胸かを紹介します。

1,吸いつきやすいお胸。

『胸の大きさ=母乳の生産量』ではありません。赤ちゃんがくわえる部分は乳頭(乳首)だけではなく、乳輪(乳頭と同じ色の部分)部分までです。くわえる部分が柔らかいと、とても吸いつきやすくなります。

2,赤ちゃんの舌が巻つきやすい乳頭。

母乳を飲むときは乳輪部分までくわえて舌で乳頭を巻いて吸い出します。乳頭に舌が絡まないと抜けてしまってなかなか飲めません。乳頭の長さは1cm前後が一般的に吸いやすいとされていますが、先ほどお話したようにお子さんの舌の長さやお口のサイズは十人十色。乳頭部分が突出できることを目標にします。

3,柔らかいお胸

母乳が作られる量と飲まれる量のバランスが悪いとお胸のふくらみ部分の皮膚がパツパツになります。そうすると赤ちゃんのお口もツルっと滑り抜けてしまうのでなかなか飲めません。柔らかいお胸を維持することも大切です。

1,2は妊娠中からお手入れできます。お胸への刺激は子宮の収縮をもたらすので、お腹が張りやすい方、切迫流早産の既往のある方は控えましょう。開始時期は35週移行ですと37週の正期産まで目前ですので良いタイミングです。

3は出産後の変化のタイミングに合わせて必要な場合ケアを行います。

妊娠中にできるお手入れの方法!!

このお手入れは必ず全員がやらなければいけないものではありません。ご自分のお胸を見て、乳頭が短いなとか、固いな、とか白いカスで詰まっているなという方が行うと効果的です。ご自分のお胸がお手入れの必要性があるか迷う方は助産師さんに相談しましょう!

では、お手入れの方法です。

*親指を上、人差し指と中指を下に向けて乳頭から乳輪にかけて深く圧迫します。硬くなっている場合は痛みを感じる方もいます。デリケートな部位なので優しく圧迫します。圧迫を繰り返すと徐々に柔らかくなるので柔らかくなったら終わりです。

*カスがある場合はコットンに清潔なオリーブオイルを浸します。コットンより大き目サイズのラップと固定用テープを用意します。乳頭にコットンをあて、ラップでカバーしてパックします。10分から15分放置した後、石鹸とお湯で洗い流します。ボディータオルを使うと擦り過ぎてしまうこともあるので優しく洗いましょう。出産間近は母乳の匂いを消さないようにお湯のみで洗うといいですね。

産後の経過とお手入れの方法!!

初めての出産(初産婦)の場合は胎盤が剥がれてから母乳分泌までにタイムラグがあり、産まれたばかりの赤ちゃんに何度も何度も吸ってもらうことが大切です。効果的に吸ってもらうには姿勢が悪くならないように注意です。深くまでしっかり吸いついているかチェックして下さい。赤ちゃんの状態によって、すぐに吸ってもらえない場合はご自分の手で乳頭へ圧迫刺激を行います。

3日目前後には母乳が作られ、赤ちゃんが飲みきれない場合は張りが残り、皮膚全体までパツパツになります。肩のストレッチや乳房を動かして胸全体の循環を促すこと、正しい姿勢で深くまでくわえて吸ってもらうことを続けます。皮膚がパツパツになりすぎて深くくわえられない場合は、授乳前に乳頭をほぐします。この時期に浅く吸われると乳頭に傷が付きやすく、痛みによって吸ってもらえないという悪循環になるので注意です。

よく吸ってもらうと1日中パツパツになっている時期が2−3日で過ぎ、授乳すると少し柔らかく、そのまた2時間後くらいから張り出すようなお胸になります。赤ちゃんの胃のサイズ、口のサイズ、お口の力等も十人十色。時計を気にせず何度も授乳を繰り返しましょう。

この時期にご自分で授乳がうまくいかない場合は助産師に姿勢や飲み方、お胸の循環等をチェックしてもらうと次第にご自分で対処できるようになります。

産後1ヶ月ではまだまだ頻繁に赤ちゃんが欲しがりますので、欲しがるだけあげます。産後3ヶ月を過ぎると徐々に授乳間隔があき、ペースが確立してくるでしょう。

このように、時間をかけてお母さんと赤ちゃんの状況にもっとも適したおっぱいへと進化します。そのスピートは個人差があるので、迷った時にはすぐに助産師に相談しましょう!早い対処は母乳育児成功への鍵です☆

花粉症対策Plus母乳量UP効果のHerb Tea

こんな魔法のような話は本当ですか?!(注意:妊婦さんは控えたほうがいいという文献もありました!ご注意を!)

西洋イラクサというハーブにその効用があるそうです。

葉っぱの部分はアミノ酸、ミネラルが豊富。

:利尿作用、造血作用、消炎作用、尿路炎症改善

根っこの部分はさらにビタミンも豊富です。

:利尿作用、強壮作用、健胃、血行促進作用、消炎作用、湿疹改善、収斂作用

といった、とーっても沢山の効用がありますね。

<推奨量>
地上部1日8~12グラム
根   1日4~6グラム

ちなみに、この魔法のようなハーブはそのまま生のままですとトゲトゲしていて刺さると蕁麻疹のような症状が起こるそうです。煎じて飲むことで健康に役立てられるので、間違っても生は挑戦しないでくださいね。生ハーブから煎じる場合は手袋の使用をオススメします!

防寒対策

「龍」は中国の古代から皇帝のシンボルで、権力と富を象徴しています。そのため、大変縁起の良い年として、この年に照準を合わせて出産する方もいるそうです。

辰年生れのご友人、ご家族がいる方、真相はいかがでしょうか?

妊婦さんにも、産後のママさんにも最近の寒さは身体にこたえると思います。

温かいドリンク等で身体の中から温めましょう。冷えは子宮やお胸への血液循環を邪魔したり、縮こまる姿勢により肩こりや腰痛をもたらす可能性があります。

足にはレッグウォーマー、腰には腹巻、外出時はマフラーに毛糸の帽子など、防寒具を活用しましょうね。

年末年始の過ごし方

クリスマス目前、年末の大掃除等師走は忙しいと思います。

皆様いかがお過ごしでしょうか?

さてさて、この時期気になるのが『乳腺炎』

母乳の原料は血液なので、ママさんの血液がサラサラしていると生産しやすくなります。併せてベビーさんが頻繁に授乳(吸啜)してくれることも大切です。

血液サラサラを邪魔する要因がこの時期にはあります。

1)寒くなって血管が収縮、肌も乾燥して水分量が奪われる。

2)クリスマスパーティ、忘年会、お正月のおせち料理、新年会とイベントづくし。食生活が乱れる。

3)年末の大掃除、決算、親戚まわり、お友達との顔合わせ等、忙しさで疲労やストレスが増える場合。

これらは母乳の生産に少なからず影響を及ぼすので、日頃と変わらぬ食生活、生活リズムを心がけましょう。でも、すべての予定を避ける必要もないので乗り越え方のアドバイス!!

1)温かいハーブティ等で水分補給。身体の中から温めましょう。毛糸の靴下、腹巻必須?!

2)脂肪分の多いショートケーキやチョコレートケーキの食べ過ぎに注意!フルーツケーキや豆乳で作ったケーキ等に代用できますね。

*)計画的に飲み会、お食事会、掃除等の予定を立てましょう。また、お食事会がある日の朝御飯、昼ごはんは粗食にする、お野菜をメインにするなど、一日のトータルバランスを整えましょう!

3)自分の体、胃の調子や肝臓の調子とも相談して無理なく過ごしましょう。ご家族の協力を得て、掃除も親戚まわりも手早く済ませられるといいですね。

セルフケアを心がけたけれど、どうしてもおっぱいの調子がわるい場合、お子さんに頻繁に母乳を飲んでもらいましょう!

それでもお胸にシコリや違和感が残る場合は助産院へ連絡してチェックしてもらいましょうね。

ちょっぴり気が早いですが、素敵なクリスマス&年末年始をお過ごしください!

母乳育児を頑張る貴方へ

1,自分が出来ている事に自信を持ちましょう!!

逆に、、、不安があるときにはおっぱいの専門家の助産師に相談しましょう!

2,公共の場で授乳する場合はケープを使いましょう!!

近年、授乳環境やおむつ交換場所がデパートや様々な施設で充実し始めましたが、おっぱいタイムは時と場を選んでくれません。そんな時には、授乳ケープを使って授乳しましょう!公共の場には視線の置き場に困る人もいるので、周囲の方への配慮も大事ですね。

3,アルコールは少量なら飲んでもいいですよ!

お酒大好きだった妊娠前。授乳生活が終わるまで禁酒はキツイものです。多少のアルコールは問題になりません。身体の中でアルコール濃度が高くなる時期は飲んでから30分から60分。その後の授乳は濃度が薄まってきます。ストレスを貯めずに授乳を続けましょう。自分で、妊娠前に飲んでいた量より少なくすることを目安にしましょう。

4,サプリメントが必要?もし、自分の栄養が偏っていると思うならOK。

現代の日本人は食生活も欧米化し、サプリメントの存在も身近に感じられるようになりました。ただ、妊娠=サプリメント、授乳=サプリメントではないです。食生活のバランスが何よりも大切ですが、自分に不足していると思われる栄養素を補給する程度であればサプリメント禁止ではないです。ただ、授乳中のダイエットドリンク等はおすすめできません。

5,母乳育児は自然そのもの。でも、時には簡単に母乳育児が出来ないこともあります。

母乳はお子さんに飲んでもらいながら必要に応じて量も質も変化していきます。一見誰にでも簡単にできる母乳育児。しかし、本当はお子さんの体調やお母さんの体調、お胸の環境等が様々な障害を起こすことがあります。そんな時は悩まず、おっぱいの専門家の助産師に相談しましょう!

6,もし、母乳をあげたくないと思うなら。ミルクでの授乳で問題ないですよ!

母乳が推奨されるようになり、時折ミルクで育てているママさんが肩身の狭い想いをされているのを見かけます。しかし、育児=母乳ではないので、母乳だけに執着擦る必要はないです。さまざまな愛情表現の方法があります。完全母乳でなくても、ストレスを感じないで!!

7,母乳育児をしたい??それなら様々な資源を利用して!!

おっぱいの専門家の助産師はあなたとあなたのお子さんの状態に適したアドバイスをしてくれるはず。一人で悩まず、一緒に解決しましょう!

8,母乳には色々なメリットがあります!

母乳にはお子さんの成長や健康を維持促進するだけでなく、お母さんの産後の回復を助けたりと、様々なメリットがあります。挑戦してみる価値あり!!

9,ミルクをあげたいと思う?それは、問題ないですよ!

『完全母乳』という言葉にしばられていませんか?混合ミルクでの授乳でも、ミルクでの授乳でも愛情はたっぷりそそいであげることができますよ。選択枠を狭めてストレスにならないようにしましょう!

10, 母乳育児で自分に自信が持てることはとても素晴らしいことです!

自分が掲げた目標を到達した際に、自分自身に自信がつきます。育児において様々な場面で自信が持てると、気持ちが楽になります。人と同じ経過は辿りません。また、一人目、二人目のお子さんで経過が違います。その時々の喜びや感情を大切に、そして、自分らしく輝ける毎日を応援します!

医療者の言葉

最近頻繁に報告される小児科健診や市区町村での健診での出来事。

『あなたの赤ちゃん小さいから母乳が出てないのよ』

健診では体重チェックもしているので発育経過と合わせて色々評価をしてくれます。でも、この言葉を医療者に言われたママさんのお子様はなんと標準的な体重増加。首の座りやおもちゃをニギニギするなど、至って経過良好。

『母乳で育てていることを否定された』

と思ったそうです。

今日の患者さんは完全母乳で1歳3ヶ月まで。婦人科検診の際に、『まだ母乳をやっているの?やめたほうがいい。』と言われたそうです。その根拠は??

外来の診察が終わってまでも母乳をやめなさいと注意されたそうです。

『母乳やっていることを怒られた。』

と思ったそうです。

。。。

育児中のママさんは本当に繊細でお子さんの発育への責任を一身に背負っている方が多いです。不安や葛藤の中育てているので、特に専門家の発言は軽はずみで言ってはいけないことが多いです。

正常なのに『小さい子』とか『母乳が足りない』と評価したのであれば、その理由も詳しくお伝えしないと、パニックになります。精神的ケアへも配慮して欲しいものです。

嫁姑問題で大きなトラブルになりやすい母乳やミルク量への口出し、育児方針への意見は医療者も気を配る必要があります。

健診に行きたくなくなるという声もあります。心配り、お願いします。

母乳で4ヶ月以上育った子供に問題行動がすくない?!

イギリスでの研究発表が先日あったそうです。

出産すれば簡単に母乳が出るわけでもないので、母乳希望な方は助産師に沢山サポートしてもらってご自宅でスムーズに母乳哺育ができるといいです。

母乳の出方、お子さんの発育経過等は個人差が大きいですので、ご自分とお子様の状態、ライフスタイルに合った方法を見つけましょう!

母乳育児はいつまで??

受診される方によく質問されるこの項目。

今日見つけた研究記事で注目の発表がありました。

以下記事より抜粋…

イギリスのダラム大学によって発表された研究結果では、「妊娠期間・母乳の授乳期間が長ければ長いほど、乳児の脳は大きく成長する」。この脳の成長は高いIQをもたらしやすく、乳児には粉ミルクより母乳の方がよいという説を支持する結果となった。

今回の結果に至るにあたり、ダラム大学は人間を含めた128種類の哺乳類について3年間の研究を行った。そのなかで、母親が子どものために費やす時間とエネルギーが子どもの脳の成長に大きな影響をもたらすことを発見した。

現代の女性はお仕事復帰等も念頭にいれなければならないし、離乳食が進まないとかお子さんの体重が伸び悩むなどでも、母乳育児を続けたくても続けられない方がいます。

しかし、その時ご自分一人で悩まず、おっぱいの専門家助産師に相談してみてください。母乳育児がもう少し気楽に続けられるかもしれません。母乳が出るのであれば可能なかぎり続けてあげましょう。そして、やめなければいけない場合もより良いタイミングを一緒に見つけていきましょう。

母乳育児、本当に個人差があります。あなたにあった方法、それが答えです!

妊娠したら知りたい母乳のコト

妊娠中、色々と雑誌や本やインターネットで勉強する身体や心の変化。
でも、出産後にママさんに質問すると、おっぱいの変化は情報がなかったと言う方が多いです。

母乳育児の素晴らしさなどは知っているけど、どうしたら完全母乳になるかわからないと言う方に読んでもらえたらと思います。

まず妊娠すると様々な身体の変化が起こりますが、お胸も同様に変化が始まります。
母乳を作る乳腺葉が発達し、乳腺を伸ばします。
赤ちゃんに栄養や酸素を運んでいる胎盤があるおかげで、母乳分泌が抑えられています。
そして、ベビーを出産後、後産と呼ばれる胎盤がでた後、ホルモンが切り替わって母乳が分泌されるようになります。
ホルモンが切り替わった後から母乳がでるようにお胸の組織でも変化を始めるので、母乳が出来上がるまでには時間がかかります。
この時間を短縮してくれるのがベビーさんです。泣き声もママのホルモンを刺激し、まだ出ないおっぱいにしがみついて沢山吸うコトで更に母乳分泌が高まります。
出ないおっぱいを吸っているなんて可哀想!って言ってミルクを差し出してしまうと、この大事な刺激が半減…母乳を作るスピードが遅れてしまいます。
ご心配なく、ベビーさんはママのおっぱいが出るまでの間持ち堪えられるだけの水分を蓄えて産まれてくるのです。

このタイミングで母乳を頑張れるか、頑張れないかは出産した病院にも影響されます。
母乳を推奨する病院は、母乳以外の物を一切あげないとする方針でママに方向性を示してくれます。もちろん、赤ちゃんの状態によっては出来ない事もあります。
出ないおっぱいを吸っている間は、当然満足していないので、とても短いサイクルでおっぱいを欲しがります。20回以上授乳してますって言うママさんもいます。

そんなこんなを頑張って続けていくと産後三日目くらいから母乳が溜まり始めます。
母乳の通り道である、乳腺が開くとやっと母乳が分泌され始めます。
乳腺が開通する為にも、出ないおっぱいを吸っていることは大事なのです。

ちなみに、この三日目くらいのお胸は、作られたおっぱいがバランス良く飲まれないので、固くて痛みを伴うコトもあります。四日目に母乳がどんどんでるようになっても、ベビーの飲める量とバランスが整わないので、まだ痛みが残ります。
産後の疲れと睡眠不足、痛みが重なってストレスもピークに。

この辛い時期も頻繁に授乳を繰り返す事で次第におっぱいの量とベビーに必要な母乳量が整います!
この時期から助産師さんに心と身体のメンテナンスをして、適宜おっぱいマッサージをしてもらえるとスムーズに移行期を過ごせるかもしれません。

母乳と戦う大事な時期に周りのご家族もサポートしてあげて下さいね!
簡単に「おっぱい足りないならミルクをあげなさい。」言わないでね。

粉ミルクの違い

Sママ様からの耳寄り情報です!!

ワクチン接種時に小児科の先生から教えていただいたそうです。

「ミルクを使う場合は赤ちゃんにあったミルク選びをすること!!」というトピックスから発展した話題です。

①明治のミルクは味が美味しいと言われ、好むベビー様も多い。

②明治のミルクは便秘がちになることが多い。

③和光堂や森永のミルクは便秘になりにくい。

ということです。「赤ちゃんに適した」という項目も見落としがちですが、重要ですね!

このブログもちょっとわかりやすいかなと思い、リンクさせてもらいました。

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乳腺炎を予防しましょう!

乳腺炎の症状にはお胸のシコリから痛みがでたり、熱をもったりします。
熱の出方は急激で、39度とか40度になることも。
熱症状に併せて節々の痛み出る人もいて、インフルエンザのようと表現する人もいるくらい。

この原因は乳頭に傷が出来て、その部位から感染を起こしたものが一つ。
これを予防するには傷を作らないコトが大切。正しい授乳のポジショニングを保ち、浅い授乳にならに様に心がけましょう!
もう一つの原因は、母乳が胸に残り固まってしまったモノが原因。頻繁におっぱいを飲んでもらうことも大切です。ベビーさんの哺乳量とママさんのオッパイ量のバランスが崩れる時期は母乳の残りに要注意です。

このバランスが崩れる時期は

①出産して1−2週間目に母乳量がグッと増える時期

②2ヶ月目3ヶ月目とベビーさんの哺乳量がグッと増える時期

③離乳食が開始され授乳回数が減り始める7−8ヶ月

④卒乳に向かっている時期にお子さんの具合が悪くなり、一時的に授乳回数が増えた後

⑤年内行事に併せて不規則な生活になる時期。(年末年始、クリスマス、長期休暇等)

ポジショニングは毎回の授乳で意識することが大切ですが、バランスが崩れて乳腺炎になり易い時期も特に注意してお胸のメンテナンスをしましょうね。

乳腺炎を予防するには栄養のある食事、適度な休息、足腰肩周りを冷やさないことなど意外に普通なことでも予防できます。この普通が育児時期には乱れやすいのですが。。。

もし予防を心掛けていた場合にも、シコリが取れにくくなっている、飲みが悪くなってきたなど症状があるときは早めに専門家にケアしてもらいましょう!

  
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