助産所ブログ

乳腺炎を予防しましょう!

乳腺炎の症状にはお胸のシコリから痛みがでたり、熱をもったりします。
熱の出方は急激で、39度とか40度になることも。
熱症状に併せて節々の痛み出る人もいて、インフルエンザのようと表現する人もいるくらい。

この原因は乳頭に傷が出来て、その部位から感染を起こしたものが一つ。
これを予防するには傷を作らないコトが大切。正しい授乳のポジショニングを保ち、浅い授乳にならに様に心がけましょう!
もう一つの原因は、母乳が胸に残り固まってしまったモノが原因。頻繁におっぱいを飲んでもらうことも大切です。ベビーさんの哺乳量とママさんのオッパイ量のバランスが崩れる時期は母乳の残りに要注意です。

このバランスが崩れる時期は

①出産して1−2週間目に母乳量がグッと増える時期

②2ヶ月目3ヶ月目とベビーさんの哺乳量がグッと増える時期

③離乳食が開始され授乳回数が減り始める7−8ヶ月

④卒乳に向かっている時期にお子さんの具合が悪くなり、一時的に授乳回数が増えた後

⑤年内行事に併せて不規則な生活になる時期。(年末年始、クリスマス、長期休暇等)

ポジショニングは毎回の授乳で意識することが大切ですが、バランスが崩れて乳腺炎になり易い時期も特に注意してお胸のメンテナンスをしましょうね。

乳腺炎を予防するには栄養のある食事、適度な休息、足腰肩周りを冷やさないことなど意外に普通なことでも予防できます。この普通が育児時期には乱れやすいのですが。。。

もし予防を心掛けていた場合にも、シコリが取れにくくなっている、飲みが悪くなってきたなど症状があるときは早めに専門家にケアしてもらいましょう!

卒乳計画!!

今日は患者様からのお問い合わせもあり、卒乳計画についてまとめてみます。

そもそも、卒乳とは赤ちゃんがおっぱいはもういりませんってすることです。そのタイミングに合わせて母乳の分泌量も減ってくるのが理想です。

でも、この理想を目指したら現代の働くママ、次のお子様を妊娠するママ、保育園に預けるママなど日本の美しいママ様達の生活はいつから社会復帰するのでしょう?2年、3年、4年と母乳を欲しがる子もいるのです!

妊娠も出産体験も育児も何もかもが思い通りにならないものです。でも、ママにとってもベビーにとってもお互いを尊重して一番いい時期におっぱいとバイバイするのは悪いことではないと私は思います。なので、私のクリニックではお母さんやお子さんのタイミングで辞める母乳も卒乳と呼んでします。*他では断乳と呼ぶところもあります。

お母さんの理由として一番多いのは『お仕事復帰』、続いて『保育園に預ける為』、『風邪薬を飲むのをキッカケに』です。

お子さんの理由としては『離乳食が進まない』、『体重増加がゆっくり』『人に預ける』が多いです。

どんな理由でも突然おっぱいを辞めるのはお子さんとお母さんに負担がかかることがあります。なので、自然な卒乳以外はある程度計画を立てて実行しましょう!

計画その1:いつを卒乳にするか決める

計画その2:カレンダー等で卒乳日をお子さんと一緒に繰り返し確認する。『〇〇ちゃん、今日はこの日なんだけど、あと何回寝てこの日になったらおっぱいとバイバイね!』など。

計画その3:卒乳日から逆算して少しずつ授乳頻度を減らしていく。離乳食やおやつ、お散歩や遊びで授乳間隔をあける。

計画その4:卒乳当日になったら、『今日からおっぱいとバイバイね』と確認して、おっぱいを辞める。離乳食やおやつ等で過ごす。

計画その5:胸に溜まってくる母乳を適宜軽く排乳し、冷やして様子をみる。

計画その6:卒乳日から3から5日目に受診しておっぱいケアをしてもらう。

計画その7:その後は胸の状態に併せて適宜ケアする。   卒乳完了!!

計画に合わせていくつかの注意点もあります。

注意点1:お子さんと卒乳日を決めたときは、お子さんと向き合って、心を込めて会話すること!お子さんもしっかり理解できます。

注意点2:卒乳当日は精神的にも辛い時期。家族の協力は不可欠です。でも、負けてしまって再開しないで!!

注意点3:卒乳後の排乳は絞り過ぎないが鉄則!!卒乳前までの授乳回数よりも少ない頻度の排乳にしましょう。絞りすぎては母乳は作られる一方!!

注意点4:専門家のいる施設でしっかり最後のメンテナンスを受けましょう!

以上が私のクリニックでの一般的な流れです。施設によって多少ケアの仕方に違いがあります。また、お胸の状況や授乳の状況、お子さんの状況など、十人十色です。まずはお近くの助産師に相談してくださいね!

ココロのメンテナンス

妊娠中、どこの病院で産もうかな?とか、この食べ物が体にいいとか、サプリメント飲み始めるとかしませんでしたか?

産後、さらに忙しくなるママ様たち。

今度はネットで調べて、子供のためには母乳じゃなきゃダメと決めつけちゃっていませんか?事実、母乳育児には沢山の良いことがありますが。この内容はまた母乳のページで。

母乳の大切さはわかってる。でも、母乳が出るのは簡単じゃない!!という方が多く来院されます。本当に毎日毎日朝から晩までお子さんのことで頭がいっぱいになるほど頑張っています。でも頑張りすぎて体調を崩したり、逆におっぱいが出てないことはないですか??

実はママ様自身の体調を整えることもとっても大事なのです。これは母乳でも、ミルクでも、離乳食でも同じ!!ママ様が本来の元気を取り戻すことでベビー様も元気良く飲み、泣き、よく寝ますよ。

今日来院された方も、母乳にいいことはいろいろ試していました。でも、ゆっくりお話しして自分自身に向きあえました。そして何が今の自分とお子さん何が必要か見つかったようです。ネットで教えてくれないことがここにあります。

心のメンテナンスしましょうね!

ひとりでいると『不安→育児に自身が持てなくなる→ゆとりがなくなる→子供のことが分からなくなったと錯覚する→不安が強まる』という悪循環に浸る方も多いです。心のメンテナンスをして、自分にあった育児方法を見つけましょう。

HAPPY CHRISTMAS!!

クリスマスイブ、クリスマスといかがお過ごしでしょうか?

妊娠中から産後の授乳期におけるママさんは美味しいケーキやシャンパンの前でグッと我慢の方も多いと思います。

ストレスを溜めないようにほどほどに我慢がちょうどいいでしょうね。

授乳期の方、生クリームやチーズ等の高脂肪食品を摂取した後は、できるだけベビーさんに母乳を飲んでもらいましょうね。そして、暖かい飲み物で水分補給することも忘れずに!!

お近くや、かかりつけの産院、助産院、母乳外来がお休みだったりすることも多い時期。

トラブルなしで過ごせますように☆

*当院では従業員助産師が交代で対応しております。通常より予約しつらいこともありますが、お困りの際には予約画面、お問い合わせ画面より連絡してください!!

授乳中のアルコール摂取

今日も卒乳された方が、一番にやりたい事は

「美味しいお酒を飲みたい!!」でした♪

妊娠中から授乳中まで我慢されていたのですね!

さてさて、アルコール摂取についてですが、具体的な例をあげますと。。。

ビール1本を飲んだママさん。
30分から60分で血液内のアルコール濃度がピークに達し0.6mg/mlと言われています。ママさんの血液中のアルコール濃度が3mg/mlになるとその母乳を飲んだベビーさんに症状がでるそうです。

べびーさんの症状は深い眠りや除脈など。

習慣的なアルコール摂取によってはベビーさんの成長の遅れがみられるという報告もあるようです。

アルコール代謝のスピードは個人差があります。
少量のアルコール摂取は問題になる事は少ないですが、ご自分の身体やベビーさんの反応をしっかり観察するようにしましょ!

ちなみに、アメリカでは母乳分泌を助ける飲み物にビールがあげられているようです。

御国変われば。。。ですね〜

授乳ポジション

頻繁におっぱいを吸ってもらうことで母乳の分泌量も増えます。

ただ、しっかり吸えていないとかえって傷を作ってしまったり、飲み残ってしまったり、母乳量も増えません。

よく飲めてないとお子さんも空腹が続いてしまいます。

クッションをつかったり、抱き方を変えたりしながら姿勢をととのえましょう。

写真のように深~く吸いついてもらえるとおいしいおっぱいを沢山飲めるでしょう☆

モデルママさんモデルベビーさん出演ありがとうございまーす!

冷え対策!!

寒くなってきました!
夏が終わったと思えば、急に冬の到来のようです。

衣替えが済んでいなくて、という方も多いのでは?

寒いと外出する機会もグッと減ってしまいますが、ストレス発散は大切ですのでちょっとでも太陽を見かけたらお散歩に出かけてみましょうね♫

さてさて、寒さからくる全身の冷えはおっぱいをあげている方には大問題です!!

母乳の原料は血液なので、全身の血液の流れをスムーズに保つコトは大事なのです。ついつい薄着で外出して肩がギュッと縮こまった姿勢になっていませんか?冷たいフローリングの上を裸足で歩いていませんか?

足腰、そして、肩まわりをしっかり温めて美味しいおっぱいを沢山作りましょう!冷え対策もおっぱいケアの一つです♫

季節の変わり目、風邪をひきませんように☆

産後ママに優しい飲み物

カフェインレスの飲み物やハーブティーもだいぶメジャーになりました!

患者さんからも人気の高い飲み物を紹介します☆

ラズベリーリーフ::女性ホルモンを整えます!不足しがちなカルシウムや鉄分も含むので素敵ママの栄養補給を助けます♫

ローズヒップ::ビタミン豊富でこちらも女性ホルモンを整えます!吹出物を予防しお肌を綺麗にしてくれます♫

たんぽぽコーヒー::カフェインレスで有名になりましたね!!利尿作用もあり、産後の浮腫予防に最適です!血液サラサラ効果で母乳分泌も助けます♫

ブレンドハーブティー::(お薦めはマザーズミルク)
それぞれ、授乳期に適したハーブをブレンドしてくれています!母乳分泌も助けます♫

寒くなってきましたので、温かい飲み物でホッコリしましょ♡

母乳バイブル


AERA with Baby 10月号

とても読みやすくまとめてあります♫

母乳

母乳ケアの方法や注意点など、最新情報を更新していきます!

質問も受付けております。

  
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