助産所ブログ

産後1ヶ月前後の母乳育児の悩み

先日、妊娠中から出産直後のお胸の経過、ケアの方法についてご紹介しました。

今回も引き続きお胸に関しての掲載ですが、1ヶ月健診前後の方に多い悩みを中心にまとめてみたいと思います。

産後直後は気が張っていて、毎日赤ちゃんと過ごす事に一生懸命で、気がついた時にはあっという間に1ヶ月健診を迎えます。

退院後に市や区からの保健師さんが訪問してくれますが、その後1ヶ月健診までの間『順調に体重が増えているのだろうか』『ベビーがずっとないていて母乳が足りないのではないか』と不安を抱えている方はとても多いです。

そして、一ヶ月健診で小児科の先生に『ちょっと小さいわね』とか『ミルクを足してください』などと言われるとそれまでの一ヶ月間我が子に辛い思いをさせてしまったのではないかと自己嫌悪するママさんも本当に多いです。

産まれたばかりのベビーさんはお口もまだまだ小さく、胃のサイズも小さいです。そして呼吸することや体温を保つことに一生懸命で十分にお腹を満たす程母乳を飲むという体力がない子もいます。なので、頻繁に授乳することが大変で、そのサインとしてベビーさんも頻繁に泣きます。もちろん、泣きには空腹以外の表現もありますが。

そして、1ヶ月ほどするとお母さんと過ごす自宅の環境に少しなれ、哺乳する力も少し強くなります。でも、まだまだ『満腹!!』と感じる機能は未熟なので、飲んでの飲んでもおっぱいをくわえさせると母乳を飲み、まだ足りないとミルクを与えてみるとゴクゴクと飲むということもあります。

ということは、『なかなか泣き止まない=母乳が足りない』『母乳の後にミルクを欲しがる=母乳が足りない』ではない!!のです。

この時期はまず、①頻繁に授乳して飲んでもらうこと。を心がけましょう。時計ばかりを気にしていると『もっと私(僕)のこともっと見て!!』と母乳を離してそっぽを向くかもしれませんよ。

それでも体重の伸びが悪いと感じていたり、母乳が出ていないと感じる方は①飲み方(くわえ方と姿勢)②飲む回数 ③排泄量(特に尿量)④体重増加 ⑤お母さんのストレス 等々、色々な事をトータル的に評価してくれる助産師に相談してみましょう。

母乳がとっても良く出ているのに悩んでいる方やミルクへ移行してしまう方もいます。ぜひお気軽に相談しにきてくださいね。



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