GW前までに集めていた0歳から3歳児までの服を届けに東北に行ってきました。
長期のお休みをいただき、ご迷惑をおかけしております。週明けより通常業務開始です。よろしくお願い致します。
今回は当院に通われるママさんやお知り合いの方、HPやBlogを見てくださった方に呼びかけてベビー服を集め、被災地の子供たちへ届け用と活動を開始しました。
開始直後からたくさんのお問い合わせ、なんと海外からもぞくぞくと届きました。中にはタグのついた新品まで。各自で綺麗に洗濯していただきとても綺麗な可愛い服が沢山届きました。『ニュースを見ていて何かしたかった!』と言ってくださった方が多く、そのお気持ちも届けようと自ら荷物を運ぶことにしました。
知り合いに石巻でボランティアしている方がいた事から石巻を目指したのですが、道中、石巻は被害が酷く、またボランティアがあふれ渋滞もひどいと石巻行を止めるようにアドバイスをもらいました。そのため、山形、青森と回りながら現地の産婦人科と連絡をとったり、情報を集めました。青森から岩手に下り、観光名所でもあった野田村を訪れました。そこで初めて津波の被害を目の当たりにし、被害の大きさを知りました。しかし、日々作業を続けている方々の成果もあり、瓦礫をまとめた山が幾つも出来、車も通れるように整備され始めていました。ご家族やお友達を亡くした方、職場が流された方など、本当に本当にご冥福をお祈りします。華やかな観光名所であった野田村の活気がもどることを信じています。
車内のラジオから様々な現場の活動や検診情報などが流れ、その情報をもとに支援物資を配っている場所に直接向かいました。宮城県の松島では観光客船もGWにあわせて復活したときき、そこへも足を伸ばします。復興活動を盛り上げようとみんなが活動していました。前情報のような渋滞もなく、多少の道の乱れは残るもののスムーズに移動ができました。そのまま石巻へ北上、オムツを配る活動やピースボードの人達とも出会いました。石巻日赤病院は急患の患者も多く、物資を配布する際に支援のご迷惑になるため、地域で出産ケアをされている産婦人科へベビー服を届けました。
自宅を整えたり、地域の道路や瓦礫を整理したりと、大変な毎日の中で出産されているママさんたちに皆様の想いとベビー服は届きました。今日もこの瞬間に誕生してきているベビーさんの幸せを一緒に願いたいと思います。
皆様から届けられている荷物はGWに入ってからも続々と届いています。震災の影響で郵便物が遅れたり、海外から荷物が届けられているからです。今回のベビー服集めは期限を締め切りますが、今配達中になっている残りの荷物も確実に被災地の方へ届け、そのご報告もさせていただきたいと思います。
今回の活動にご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。そして、被災された方、今復興活動に取り組まれている方、一日も早い復興をお祈りいたしております。