助産所ブログ

お仕事復帰と母乳育児の両立についての講座を終えて

4月入園を見越しての講座でしたが、沢山の方にご参加頂けました。

講座内容に関しては以前も記事にしましたので、今回は講座を開催して気づいたコトなどをまとめてみようと思います。

①待機児童のこと

今年は例年に比べ保育園に入れませんでしたという声を聞きました。数年前から待機児童0を掲げる自治体が増えたほど、待機児童について注目されたと思います。しかし、今年は『0歳児からじゃないと保育園入園は無理。』『妊娠中から10件以上保育園見学をした。』といった情報により、例年異常に保活も激務化し、『点数加点にもなるシッターや認可/認証外の保育園に一時保育する』方や、『仕事復帰時期を早める』方も増えたように感じます。

来年度には『妊娠中からの保育園準備はあたりまえ』という常識に変わるより、『まずは安心して子どもを産み、産後は保育園探しの不安なく育休をしっかり育児と休暇に使える社会』に一歩進んでもらいたいものです。

都知事選などでも待機児童問題について話題になっていましたが、どこまで現実的に問題が解決されるのか、期待したいところです。

②保育園での母乳育児について

うちの娘が保育園に行き始める2年前にも既に冷凍母乳の預りをしている保育園はありましたが、今年は対応している保育園がますます増えてたと思います。授乳の合間に冷凍母乳を準備することは並大抵なことではできませんが、それでも継続したいとお考えの方をサポートしてくれていると思います。

講座参加者の中には『園に授乳する場所がある』『お仕事の休み時間に授乳をしにきても良い』という情報を頂きました。とてつもない変化だと思います。

保育園に慣れたいという気持ちと、合間合間でママが来てくれるとその度に別れが辛くなるというイメージとが、こういった環境が進みにくい原因かもしれません。

しかし、数年後、すべての保育園に授乳室や合間の授乳時間が許されれば、『ママと一緒に保育園生活を楽しんでいる』というイメージに変わる日が来るかもしれません。母乳育児のメリット、保育園のメリット、母乳トラブル予防のメリットと、沢山のメリットがあります。デメリットと思われる『保育園に慣れるのに時間がかかる』という印象を覆す日が来ますように。

③母乳育児を支援する会社が増えた

託児施設を併設する会社が増えました。更に、休み時間に授乳をしに行って良いという会社も増えました。今後増えて欲しいのが②で少し触れた冷凍母乳を休み時間に作れる環境を整えた会社が増えることでしょうか。

冷凍母乳を作るためには、『清潔な環境で搾乳することができる』『瞬時に冷凍室へ保管できる』『カチカチに母乳が凍るまで清潔安全に保管できる』『数人の社員が利用しても持ち主が間違わない』環境が必要です。

その他、お子さんが居らっしゃらない方への配慮が出来る環境も忘れてはいけません。母乳の原料は血液ですから、他人の冷凍母乳とランチや接客時に使う氷やアイスが一緒に保管されているのを気持ちよく思わない方がいるのも当然です。

母乳育児中におっぱいトラブルがないほうが仕事にも支障が出ないことを会社の方々に理解いただけると搾乳室設置への理解が得られるのでしょうか。。。乞うご期待ですね。

おわりに

育児環境と仕事復帰する際の職場環境がスローペースながらも良い方向へ着実に変化していることがみえてきました。こういった職場が増えると、環境が整っていない会社や職場、(特に病院?!など)も意識して改善しようという方向に向かうことでしょう。

これらは、これまでに仕事復帰されてきた先輩女性が声を発し、育児と仕事の両立の大切さ、難しさ、社会協力の不可欠さを強調してくださったおかげであると思います。

同じように私も仕事を持ち、育児をしている女性として、ますます社会の環境がよくなるような情報発信を続けていきたいと思います。



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