母乳育児をされる場合は左右両方バランスよく飲んでもらえることが理想です。
でも、お胸の形(乳頭、乳房等)はもともと左右差が若干ありますし、お子さんも月齢によってお口のサイズや力強さなどが変化するので『好みのおっぱい』ができる場合もあります。
基本は1回の授乳で左右両方飲んでもらいますが、片方のお胸だけで満足されてしまった場合は次の授乳は反対からといった感じで意図的に調節しましょう。
片方で授乳が終わると右から右(または左から左)に戻るまでに3時間以上、6時間近くあいてしまう可能性があります。特に月齢が若い場合は乳頭や乳輪付近まで硬くなったり、乳房の皮膚感が張りっぽくて飲みづらいおっぱいになりがちです。
また、授乳の刺激が頻繁に行われないと母乳量も増え辛くなりますので、頻繁に授乳することや、毎回の授乳で正しいポジショニングで正しく授乳の刺激が行われるように注意しましょう。
意識しながらも左右差が出てしまった場合もそれぞれのお胸の飲み残しがないように、トラブルを予防することは心がけましょう。大抵は卒乳を迎えると左右差も徐々に減り、外見的なバランスが整うことが多いです。(右目、左目の形が違うように、もともとお胸も左右差があるものなので、完全に同じサイズには戻らないのは正常です)