助産所ブログ

高血圧合併妊娠が欧米で増加中

妊娠中毒症という言葉、聞いたことありますか?

ちょっと前まで妊娠高血圧症候群のことを妊娠中毒症と呼んでいました。

妊娠中毒症は『妊娠に伴う高血圧、蛋白尿、浮腫』の三大症状があげられ、妊娠中期から後期にかけて起こりやすい疾患でした。

現在はこの三大症状のうち、『妊娠に伴う高血圧、蛋白尿』の二大症状を称して妊娠高血圧症候群と呼ぶようになりました。

妊娠高血圧症候群になると、お腹の子供の発育不良や早産、常位胎盤早期剥離(ベビーが生まれる前に胎盤が剥がれてしまう)などのリスクがあります。

妊娠すると母体の血液量は増え、血圧も上昇しやすい状況になります。血圧が上がると腎臓などの内蔵にも負担がかかり、身体に必要なタンパク質を尿に排出してしまったりするのです。

これらを予防するために食生活の見直しや適度な運動がオススメです。

つわり中にジャンクフードや塩分の高い食べ物を欲した方は多いと思います。つわりが落ち着いたら徐々に食生活や運動量を見直しましょう。急な体重増加も内蔵負担が避けられませんので、日々体重計に乗ってセルフコントロールすることをおすすめします。

欧米で高血圧妊婦が増えてきているという記事がありましたが、日本人の食生活も欧米化してきているので同じ発表がされるのは時間の問題かもしれません。神経質になりすぎず、自分の出来る範囲で意識改革を始めましょ!



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