妊娠28週以降はお腹がだ~いぶ大きくなっていますね。
先日ニュージランドで発表された研究結果によると妊娠28週以降の寝る姿勢が死産分娩との関係性が否定できないというものがありました。
具体的には、体の左側を下にして横向きに寝ている人に比べると、それ以外の姿勢で寝ている人の方が死産分娩の確立が高いというもの。
医学的には『仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群』といって、上向きに寝ているときに腿の付け根にある大事な血管(下半身の血液を心臓に戻す血管)を大きくなった子宮が圧迫して、その流れを妨げてしまう状態があります。
同じ頃、子宮が血管を圧迫することは『静脈瘤』も起こします。静脈が青く浮かび上がり、痛みを伴う状態も起こりやすいです。
これらが死産分娩になる原因と関連しているようです。
『仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群』や『静脈瘤』になると、妊婦さんはめまいや足の痛みを感じたり、低血圧症状などを訴えます。赤ちゃんはお母さんの血液が運ぶ酸素を利用しているので、その流れが滞ることで赤ちゃんも息苦しくなります。
この症状を予防するのに、左側を下にして寝ることがお勧めです。
下半身の血液を心臓に戻すという、大切な血管は右側のももの付け根を通るので、そこの圧迫を防ぐことで血液の流れを促します。
抱き枕やクッションなどを利用して楽な姿勢を見つけましょう。
陣痛が始まった時も楽な姿勢を知っておくと過ごしやすいですよ♪