助産所ブログ
妊娠中の下着
妊娠するとお胸、大きくなりますね。
産後の授乳に向け、胸の脂肪組織に囲まれた乳腺等の発育が始まります。人によっては妊娠中に1カップから2カップも下着のサイズがアップする方も♫
さらに、産後の授乳が始まるとまた1カップから2カップサイズアップする方もいます。
特に妊娠中は子宮が大きくなる事に合わせて内蔵も押し上げられ、横隔膜も挙上します。やっとツワリが終わったのに、息苦しさや満腹感が続くのも同じ原因です。
そんな時にサイズの合わない下着をつけていると本当に気分が悪くなります。
サイズをチェックして自分のボディーラインに合った下着選びをしましょう。
妊娠中の下着はワイヤーがない物、ワイヤー入りでもそざいの柔らかいものがラインナップされています。最近は産前産後兼用で1カップから2カップUPにも対応するものや、つけたまま授乳できるように胸の谷間エリアのつなぎが浅くなっていて、カップをすぐにめくれるように開発が進んでいます。
お胸が大きい方には肩紐が細すぎない物の方が肩こりを予防できるのでおすすめです。ぜひぜひ、下着売り場で採寸してもらいましょう☆
今、デパートでは夏のセール中!賢く買い物しましょう♫
マドレボニータ@聖路加産科クリニック
産後の矯正下着
昨日は骨盤の役割、正しい姿勢の重要さを読んでもらいました。
今日は、その第二弾。ウエストニッパーや骨盤ベルトの選び方です!!
妊娠、出産で歪んだ骨盤を矯正するために産後直後は主に骨盤を締めるベルトがオススメ。トコちゃんベルト、骨盤ウォーカーベルト、直後ベルトなども最近商品化されてます。
この時期は開いた骨盤を締めるのですが、強く締め付け過ぎてもいけません。血液の循環を妨げないように注意しましょう。骨盤内には大切な臓器が収まっているので、その臓器が無理ない位置に保たれることが大切です。脱腸予防、子宮下垂予防にもなるので、ベルトの正しい装着方法を確認してから装着しましょう!
悪露が減った頃からは皮下脂肪を包み込むような幅の広いベルト、ガードルがオススメです。下腹部全体を包み込むことでボディーラインを美しくするために役立ちます。この時期も腰痛がひどい方はトコちゃんベルトを併用してみましょう!恥骨と骨盤の位置を正しく保ち、楽な姿勢を維持することができますよ。
ご自分の体調、時期、症状にあわせてぴったりな産後の矯正下着を選びましょう!
産後のゆがみ
今日は、骨盤ベルトの質問を受けたので、骨盤を特集します。
骨盤は本来体重を支え、体を動かす軸のような大切な働きをしています。妊娠していても、していなくても日常のさまざまな姿勢によってその軸は影響を受けます。
私も癖ですが、いつでも足を組んでいたり猫背だったりは骨盤のゆがみを生みます。
そして、妊娠では日に日に大きくなる子宮を支えながら骨盤が広がります。出産によって恥骨が離開(脱臼のようなもの)することもあるのです。
このようにしてゆがんだ骨盤は更に姿勢を悪くし、血液やリンパの流れを妨げます。
肩こり、腰痛などの症状をはじめ、冷え性、母乳分泌量の低下をもたらす危険性があります。
現在様々な会社さんから骨盤ベルト、とこちゃんべると、ガードル、ウエストニッパーなどが販売されています。
妊娠出産で負担をかけた身体を支え、すてきなボディーライン、健康維持をこころがけましょう!!